帯広商工会議所(北海道)と富良野商工会議所(同)はこのほど、両地域の素材や技術を生かした特産品の開発プロジェクトを開始した。12月4日に開催した両所の合同会議では、今後の事業の方向性やスケジュールを協議。今年度は北海道に拠点を持つシェフをコーディネーターとして、両地域の生産者・加工業者の視察や既存の商品の調査などを実施しており、引き続き、地域の事業者と両所によるプロジェクトチームを結成の上、開発を進める。さらに、同プロジェクトの2年目は、マーケティング調査、商品の選定、試作品開発を行う。3年目には商品開発、商品化準備、4年目に地域事業者による商品製造・販売を予定している。
両所は、平成23年に締結した「交流促進のための合意書」を発端として、交流・連携の強化に努めてきた。過去には相互にツアーや視察・交流会を実施したり、物産展における出品を融通したりするなど、両地域の活性化を目指して活動を展開。今回の特産品開発プロジェクトも、両所の連携事業の一環だ。
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