日本商工会議所が参画する環境省設置の「COOL CHOICE推進チーム」はこのほど、第1回会合を開催した。「COOL CHOICE」とは、政府が昨年から進めている、省エネ・低炭素型の商品・サービス・ライフスタイルの選択を促す国民運動。地球温暖化対策に関するわが国の目標である「温室効果ガスを2030年度に2013年度比で26%削減(2005年度比で25・4%削減)」を達成するためには、産業部門などの努力に加え、一般の家庭・オフィスなどでも約4割という大幅な削減が必要となっている。
推進チームは、丸川珠代環境大臣をチーム長に、経済界、地方公共団体、消費者団体、メディア、NPOなどが参加。普及啓発を抜本的に強化するための基本方針や戦略について提言・助言を行った。日商からは、「ノーネクタイは楽」「組織・職場トップから実施」といったクールビズが成功したような具体的な行動を後押しするきっかけを用意することが必要と指摘した。
丸川大臣は、「計画を立てても実際に行動するのは国民なので、意識を共有する必要がある。『COOL CHOICE』が当たり前となることを目指したい」と意気込みを語った。今後、主要なテーマに関する作業グループを設置し、実務的な検討を進める。
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