政府はこのほど、日本の温室効果ガスの削減目標などを示す「地球温暖化対策計画」を閣議決定した。同計画の閣議決定に先立って、政府は昨年7月、温室効果ガス削減目標を「2030年度に2013年度比26%減」とする「日本の約束草案」を国連に提出。昨年12月には、フランス・パリで開催されたCOP21で、2020年以降の温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」が採択された。
今回閣議決定された計画は、パリ協定を踏まえ、日本の約束草案を実現するための中長期的な計画を示すことを目的に作成されたもの。温室効果ガスを2030年度に2013年度比で26%削減するとの中期目標について、各主体が取り組むべき対策や国の施策を提示している。
また、削減目標達成への道筋を付けるとともに、長期的目標として2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減を目指すことを位置付けている。
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