柳川商工会議所(福岡県)内に設置している「琴奨菊後援会」は5日、「大関琴奨菊関優勝祝賀水上パレード・優勝報告会」を開催した。平成28年1月場所で、日本出身力士としては10年ぶりに幕内最高優勝を成し遂げた地元出身の大関を祝うため、柳川ならではの盛大な水上パレードが実施された。
大相撲1月場所で偉業を成し遂げた大関・琴奨菊。地元・柳川では、琴奨菊フィーバーでにぎわいを見せている。後援会と市によって企画されたパレードでは、通常は観光用の川下りルートとして使用している「お堀めぐり」コースを、横綱昇進を祈願して「川上り」ルートに変更。3月場所での全勝を祈願して15隻の「どんこ舟」を用意し、約4㎞を1時間半かけてパレードした。
川の両岸には故郷に錦を飾った大関を一目見ようと、市民や観光客など約10万人が詰めかけ、声援や拍手を送った。どんこ舟の先頭に乗船した琴奨菊関は、手を振って応えた。
その後行われた優勝報告会で琴奨菊関は、「苦しい時期も皆さんの支援があったからこそ乗り越えられた。まずは大阪場所で良い成績が残せるようがんばります」と笑顔で感謝を述べた。
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