日本商工会議所は、11月7~9日まで、東京ビッグサイトで開催されたインテリア・デザイン市場のための国際見本市「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」において、共同展示商談会「feel NIPPON『技のヒット甲子園2016@IFFT』」を開催した。期間中、IFFTには延べ2万人を超えるバイヤーや業界関係者などが来場。昨年度に引き続き2度目の出展となった日商ブースには、延べ3500人以上が来訪した。
同展示商談会は、日商が全国の商工会議所と連携して平成18年から実施している「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト(中小事業補助事業)」の側面支援事業。これまでに全国展開プロジェクトを通じて開発された、地域に受け継がれる伝統と匠の技を生かした工芸品の販路開拓・拡大や商品改良に向けて開催された。
出展したのは、青森(青森県)、燕(新潟県)、飯山(長野県)、鹿沼、佐野(以上栃木県)、桐生(群馬県)、富士(静岡県)、桑名(三重県)、鯖江(福井県)、京都(京都府)、府中(広島県)、大川(福岡県)、有田(佐賀県)の13商工会議所から32事業者。計182品の地域オリジナルの逸品を出品した。出展商品の中には、今年の9月に日商が開催した展示即売会を通じて寄せられた一般消費者の声や専門家のアドバイスを取り入れることで、さらなる改良が加えられた商品もあった。
ブース内は、商品を手に取りながら事業者の説明に熱心に耳を傾ける来場者でにぎわい、期間中だけで約500件の商談が行われた。また、出品事業者同士の交流も活発に行われ、事業者の垣根を越えたコラボレーションに向け話し合う姿も見受けられた。
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