宇都宮商工会議所青年部(栃木県、宇都宮YEG)は、リンク栃木ブレックスのBリーグ(プロバスケットボールリーグ)優勝に当たり、6月3日に宇都宮市内で優勝記念パレードを実施した。主催者発表によると約3万人が詰め掛け、オープンカーなどに乗る監督や選手に歓声を送った。パレードの後には同市内で優勝報告会が開催され、優勝を決めた試合を映像で振り返るなど、詰め掛けたファンと喜びを分かち合った。
ブレックスの運営会社である株式会社栃木ブレックスの鎌田眞吾代表取締役社長が宇都宮YEGのメンバーであることから、同YEG主催による優勝記念パレードが実現した。同パレードでは、監督や選手がオープンカーや専用のトレーラーに乗り、栃木県庁から宇都宮市役所まで約1・2キロメートルの道のりを30分ほどかけて進んだ。また、宇都宮商工会議所の呼び掛けで、近隣の商店街や大型店で各種セールなどが開催され、まち全体がお祝いムード一色となった。
パレードの実施に当たり、同YEGの坂本英典会長は「準備期間がとても短い中、パレードを実施することができた。YEGメンバー一人一人の熱い気持ちに加え、行政や警察の後押し、ご協力いただいた各種団体のお力添えのおかげである」と感謝の言葉を述べた。
パレードの後には同市内で優勝報告会が開催された。同報告会では、優勝を決めた試合を映像で振り返るとともに、監督や選手から詰め掛けたファンに対して一言ずつあいさつがあった。NBA(北米プロバスケットボールリーグ)でのプレー経験を持つ田臥勇太選手は「チーム、そして皆さんと一丸となって戦えたからこそ優勝をつかみ取れた」と喜びを語った。
ブレックスは宇都宮市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム。昨年9月から始まったBリーグにおいてチャンピオンシップを制し、初代王者となった。
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