当社は平成16年に設立し、ファミリー層を主なターゲットとしたお好み焼きレストランと炭火焼きレストランを経営しています。お昼には定食メニューを提供しており、OLやサラリーマンにも好評です。
関西を代表する人気の食「お好み焼き」で世界中に店を構えたいと思い始めたのがきっかけで、この業界に携わって30年になります。市場や経営を学ぶため、東京に出てワタミの創業者・渡邉美樹氏のもとで修業し、自分の実力をつけて地元・洲本に戻ってきました。そして、41歳で会社の設立を決断しました。
しかし、設立に必要な「ヒト・モノ・カネ」の中で、私は「売る人」「売る物」の力をつけることが第一だと考えていたので、いざ独立しようとしたときに資金が全くない状態だったのです。そんなとき心強い存在になってくれたのが、洲本商工会議所でした。東京に出る前からお世話になっており、独立に当たり資金調達のサポートをしていただきました。これを元手に会社の設立と同時にお店を出すことができたのは、大きなメリットでしたね。当時担当してくださった谷池淳司事務局長には、本当に感謝しています。
商工会議所はさまざまな出会いももたしてくれます。講師から経営のヒントを学ぶ「淡路島繁盛店塾」では、コンサルタントの先生とお会いすることができました。今でも月に1回、セミナーを受講しています。このような出会いの場を提供してもらえるのは、大変ありがたいです。
木下紘一会頭を筆頭に、淡路島を〝観光のまち〟として発信していただき、観光客はもちろんですが、人口を増やす取り組みに今後も力を注いでほしいと思います。私も淡路島の食を生かした新しいメニューを開発し、地域に私たちのお好み焼きをさらに定着させたいです。来春には、お好み焼きと炭火焼きの強みを生かした新店舗「ええとこどり」もオープンします。これから、首都圏、さらには世界に店を出すことを目標に挑戦していきます。
担当者からひと言
ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!
洲本市は淡路島の中心に位置する歴史ある城下町です。素朴で実直な経営者が多い地域ですが、その反面、島外にアグレッシブに進出する方は少ないと感じています。そんな中、河崎社長は世界に向かって挑戦を志し、マル経融資を契機とした会社設立からこの10年間で着実に店舗の拡大に成功した会員企業の代表例といえます。
グッドピープルさんのお好み焼きは地元の人にも親しまれ、休日は多くの家族連れでにぎわっています。今では淡路島を中心に13店舗を展開するまでに成長され、私たちも元気付けられます。これからも、地元洲本のことを大切にしていただきながら、どんどん外に向けて挑戦していただき、いつまでも活気ある会社でいてほしいです。
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