習志野商工会議所(千葉県)がご当地グルメとしてPRに注力する「習志野ソーセージ」が4月28日、地域団体商標に登録された。地域団体商標とは地域ブランドの育成を目的に地域名と商品名を一体で商標登録するもの。これを記念して同所は5月26~28日、市内の公園で「ソーセージ&ビールフェスティバル」を開催、3日間で約1万1400本のソーセージを販売した。
「習志野ソーセージ」は第一次世界大戦中、習志野俘虜(ふりょ)収容所に収容されたドイツ兵から伝わったソーセージのレシピを現代風にアレンジしたもの。塩分が高めで発色剤や保存料、リン酸塩は使用していない。豚腸(フランクフルト)を使っており表面をよく焼くとおいしく仕上がる。習志野青年会議所(JC)の有志がドイツ料理店と開発したことに始まり、平成27年、地域ブランド創出と地域活性化を目的に商工会議所が事業化。市内の食品加工工場で製造し現在50以上の小売店や飲食店で販売している。
同イベントではソーセージと共に市の友好都市である南房総市(千葉県)、富士吉田市(山梨県)、京田辺市(京都府)の地ビールも販売され市民らでにぎわった。同所は今後もPRのための企画を検討している。7月16日開催の「第24回市民まつり 習志野きらっと2017」にも同所会員事業所が出店し、販売する予定だ。
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