農林水産省はこのほど、食品ロスの削減につながる容器包装の高機能化に関する事例集を公表した。同事例集では、食品ロスの削減につながる容器包装の事例を、食品製造事業者と食品容器製造事業者から幅広く収集。「鮮度保持」「賞味期限の延長」「小分け・個包装」「内容物の分離性向上」「輸送時の損傷軽減」などに区分し紹介している。掲載事例については、今後も随時、追加・更新を予定している。
日本では、食料の大半を輸入に依存する一方で、まだ食べられるのに捨てられている、いわゆる「食品ロス」が毎年大量に発生しており、平成26年度における食品ロスの推計値は、621万トンとなっている。農林水産省では、食品ロスを削減するためには、食品製造工程の改善による賞味期限の延長に加えて、新たな容器包装資材の開発や、パッケージの構造の工夫、または、これら複数の取り組みを組み合わせるなどといった容器包装技術の活用が重要としている。
詳細は、https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/171027.htmlを参照。
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