五所川原商工会議所(青森県)や同所青年部(五所川原YEG)、五所川原市などでつくる「やってまれ!ごしょがわら元気プロジェクト運営協議会」は9月18、19日の両日、コロナ禍で疲弊したまちの活性化を目的に、「ごしょがわらGENKIまつり」を開催した。中止となった立佞武多(たちねぷた)祭りの代わりにドローンで撮影した立佞武多や100人囃子(ばやし)の映像をライブ配信。飲み歩きを楽しむイベントも実施した。
「五所川原立佞武多祭り」は「青森ねぶた祭」「弘前ねぷたまつり」と並ぶ青森三大ねぶた祭りの一つで、高さが最大で20メートルを超える山車の壮大な運行が見どころ。毎年8月に開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。「集まれないならウェブで楽しんでもらおう」と、同YEGが立佞武多の映像のライブ配信を企画。9月9日夜、「立佞武多の館」前で運び出された「かぐや」など3台をドローンで撮影した。
これに先立ち同6日には「やってまれ!」の掛け声に合わせて100人の踊り手が踊る「100人囃子」を古民家・楠美家住宅(くすみけじゅうたく)駐車場で撮影。これらの映像に過去の祭りの映像や、18日夜に館の前に登場した立佞武多とサプライズで行われた花火の競演の映像を交え、「WEB DE 立佞武多」と題してライブ配信した(こちらのサイトを参照)。
18日夜にはチケット1冊持って飲食店を巡りピンチョス(小料理)とドリンク1杯を楽しめる「五所川原バル街」(参加店などでつくる実行委員会主催)を開催。市のプレミアム食事券の利用も同時にスタートした。
また、同所は来年の祭りに向けて機運を高めるとともに遠方の立佞武多ファンにも楽しんでもらおうと、使われなかった今年の祭りのポスターと同じデザインの絵はがきを作成。2枚1セット100円(税込み)で、同所や立佞武多の館などで販売を始めた。
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