鎮守府開庁130周年を記念して
佐世保商工会議所は、日本遺産に認定されている旧日本海軍の拠点「佐世保鎮守府」が今年開庁130周年を迎えたことを記念して、「海軍さんの魚料理」をテーマにしたご当地グルメ「五錦飯」を開発し、7月1日から佐世保市内の飲食店7店で提供を開始した。五錦飯は、佐世保魚市場に水揚げされた魚を含め、5種類以上の食材を使った〝錦のような美しい混ぜご飯〟。調理法や味付けなどは各店がそれぞれアレンジするが、器は「染付波に桜」を描いた旧海軍の食器を再現した有田焼を使用するなどこだわっている。
同所は豊富な魚種が水揚げされる佐世保市の地域資源の活用と魚食離れの解消を目的に、2014年から魚料理をアピールする事業を行っており、五錦飯の開発もその一環だ。基本となるレシピは市内在住の料理研究家が考案した。
7月1日には、市内で佐世保鎮守府開庁130周年記念式典が催され、海上自衛隊佐世保音楽隊によるオープニング演奏や「日本遺産を活用した地域活性化」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。今後は各種記念イベントも開催され、多くの観光客が見込まれる。同所は「佐世保を訪れたらぜひ五錦飯を味わってほしい。五錦飯が新たな佐世保グルメになれば」と期待している。
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