北九州商工会議所(福岡県)は、コロナ禍で落ち込んだ地域経済を活性化させるため、九州電力の協力で市内の加盟店舗で使えるプレミアム付き電子商品券「ペイチャ」を額面総額24億円分発行する。
商品券は、スマートフォンに専用アプリをダウンロードして購入を申し込み、入金額に応じて20%のプレミアムが付く仕組み。コンビニエンスストアでアプリに現金をチャージすると、プレミアム分が付加して反映される。利用する際は、加盟店舗に設置したQRコードにスマートフォンをかざして決済。商品券を実券で管理する必要がなくなり、また新規客の来店増にもつなげたい考えだ。
市外の人も購入可能で、計画を上回る申し込みがある場合は抽選販売となる。5千円単位で最大5万円まで購入できる。加盟店は、市内の消費者向け商品・サービスを提供する店舗を対象に現在募集中。同所は、2000店舗の登録を目標としている。
同所の木本昭宏さんは、「コロナ禍での非接触の買い物により、キャッシュレス決済の普及と冷え込んだ北九州経済の活性化につなげたい」と期待する。
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