公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)は11月1日、「グッドデザイン賞」の最高賞である「グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)」を決定・発表した。
今回の受賞は、奈良県のアトリエe.f.t.と合同会社オフィスキャンプ、一般社団法人無限による「地域で子ども達の成長を支える活動『まほうのだがしやチロル堂』」。チロル堂は、18歳以下の子どもなら誰でも店内通貨「チロル札」を使って駄菓子の購入や飲食ができる駄菓子屋で、大人の寄付が支える仕組みだ。「子どもが分け隔てなく集える場であり、寄付する側もされる側も気を遣う〝支援〟という課題を乗り越える取り組み」であることが高く評価された。
今年度は、5715件の審査対象の中から1560件が受賞(海外デザイン賞との連携に基づく受賞31件を含む)。このうち完成度や将来へ向けたモデル性が特に高いと評価された100点が「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、その中から「金賞(経済産業大臣賞)」、四つの「グッドフォーカス賞」が10月に発表されている。
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