一般財団法人日本ファッション協会(JFA)は3月28日、「日本クリエイション大賞2022」および「第20回シネマ夢倶楽部表彰」の合同表彰式を帝国ホテル東京で開催した。合同表彰式には、約200人が参加。日本クリエイション大賞受賞企業の代表らが出席したほか、映画監督の山田洋二氏や女優の安藤サクラ氏らも登壇し、華やかに執り行われた。
日本クリエイション大賞は製品、技術、芸術・文化活動、地域振興、環境、福祉など、ジャンルを問わずクリエイティブな視点で生活文化の向上に貢献し、次代を切り開いた人物や事象などを表彰するもの。今回は、100件の推薦案件の中から、独自技術による環境に優しい冷却システムを搭載した冷凍機器でコロナワクチンの運搬に寄与した株式会社ツインバード(新潟県燕市)が「大賞」を受賞した。
また「インフラ技術賞」に西日本高速道路株式会社/三井住友建設株式会社(鉄筋を使わない〝さびない橋〟、世界で初めて高速道路で実用化)、「よりどころ賞」に一般社団法人ともしびatだんだん(八百屋で始めた〝こども食堂〟、地域と共に歩み続けて10年)、「きらり技術賞」にYSテック株式会社(世界シェア100%、1000℃の高熱に耐えるバーコードラベル)が選ばれた。
シネマ夢倶楽部表彰は、毎年国内で公開された新作映画からベストシネマの上位3位を表彰する「ベストシネマ賞」などを選考するもの。今年はベストシネマ賞第1位に『ある男』(石川慶監督、松竹)、第2位に『マイ・ブロークン・マリコ』(タナダユキ監督、ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA)、第3位に『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督、パルコ ユニバーサル映画)が選ばれた。また、シネマ夢倶楽部の活動20年を記念し「20周年記念賞」を選考。個性にあふれ、輝きを放つシネアストとして映画監督の山田洋二氏、女優の安藤サクラ氏に同賞が贈られた。
両表彰については、https://www.japanfashion.or.jp/を参照。
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