全国の優れた土産品を選定する「全国推奨観光土産品審査会」。2022年度(第63回)の日本商工会議所会頭賞(食品部門)は、1702年創業の青梅の老舗酒造、小澤酒造(東京都)の純米吟醸酒「澤乃井 東京蔵人(くらびと)(720㍉㍑)」が受賞した。
同商品は、酒米「五百万石」と奥多摩の名水を使用し、江戸時代から続く伝統製法「生酛(きもと)造り」で仕込んだもの。酒銘の「澤乃井」は、同社所在地のかつての地名「沢井村」にちなんでいる。外国人観光客などの東京観光土産として開発した。
口当たりは滑らか、程よい酸がうまみを引き立たせているバランスのよい酒で、ほかにも数々の賞を受賞。日本酒づくりの原点である製法で醸造されていることや、酒づくりの様子が描かれたラベルデザインなども高く評価された。
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