展示種類世界一を誇る幻想的なクラゲ特化の水族館
県唯一の水族館として1930年に創立、軍による設備徴用を経て再開した加茂水族館は、67年に第三セクターの観光開発構想に組み込まれ、経営が悪化。市民の寄付などで細々と経営を続け、さまざまな手を打つものの低迷が続きました。
しかし、97年にサンゴの水槽に偶然発生したクラゲに着想を得てクラゲ特化の展示を開始しました。2005年にクラゲの展示種類数世界一を達成。14年のリニューアル時には、一年間で83万人もの来館者を迎えました。「クラゲドリーム館」という愛称で親しまれる癒やしと安らぎの空間は、着眼力と独自の飼育技術に支えられています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
鶴岡商工会議所 総務企画課 菅原秋穂さん
庄内地方は国内最北限のシルク産地として発展し、現在も生産工程が全てそろう国内唯一の地です。戊辰戦争後、旧庄内藩士が刀を鍬に持ち替え開墾した松ヶ岡にある、国指定史跡・松ヶ岡開墾場「シルクミライ館」では、蚕から始まるシルクストーリーを体験できます。
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