健康保険組合連合会はこのほど、全国1394健保組合の2017年度決算見込みの概要を公表した。経常収支は、経常収入8兆1999億円、経常支出8兆653億円、経常収支差引額は1346億円の黒字となった。赤字組合は580組合で、41・61%の組合が赤字となった。
保険料収入総額は8兆843億円で、前年度比2368億円(3・02%)増加した。保険料収入増の主な要因は、被保険者数の増加、保険料率の引き上げなどとなっている。
被保険者1人当たりの年間保険料は48万9572円で、前年度比4539円(0・94%)の増加。07年度と比べると10万5960円も増加した。
平均保険料率は9・167%で、前年度比0・057ポイント増加。07年度からは1・859ポイント増加した。全国健康保険協会(協会けんぽ)の平均保険料率である10・0%以上の組合は、前年度比10組合増の314組合で、全組合の22・5%を占めた。
支出面では、法定給付費総額は3兆9218億円で、前年度比826億円(2・15%)増加した。拠出金総額は3兆5265億円で、前年度比2446億円(7・45%)増加した。そのうち後期高齢者支援金は1兆8324億円(前年度比9・10%増)、前期高齢者納付金は1兆5942億円(同6・34%増)、退職者給付拠出金は999億円(同3・20%減)となった。
詳細は、http://www.kenporen.com/press/を参照。
最新号を紙面で読める!