西宮商工会議所(兵庫県)と西宮市、市内の洋菓子店でつくる西宮洋菓子ブランド発信事業実行委員会は6日、洋菓子職人(パティシエ)の実演を見ながら出来たてのスイーツを味わう「第19回西宮洋菓子園遊会~にしのみやSweets Live~」を市内の兵庫栄養調理製菓専門学校で開催した。園遊会には洋菓子店11店が参加し、6皿12品を提供。2500人超の応募者から抽選で選ばれた100人が当日限りのスイーツを堪能した。
同イベントは、洋菓子店が多い西宮を「ケーキ工房のあるまち」として広くアピールし、ブランド化することを目的に始まったもの。昨年から「スイーツライブ」をテーマに、オープンキッチンのある会場でパティシエの製菓技術を間近に見ながら、つくりたてのスイーツを味わえるようにした。毎回好評のイベントだが、今回は午前と午後、各回50人、計100人の募集に対し2500人超が応募、競争率25倍となった。
当日は、司会からスイーツの製作・提供まで全てをパティシエらが担当、自身が製作したスイーツの説明や裏話などで会場を沸かせた。参加者は、次々と運ばれる限定アシェットデセール(スイーツの皿盛り)に舌鼓を打ち、スマートフォンを手にパティシエの製作風景を撮影。最後には、今回の参加店11店を含む市内の24店による焼き菓子のお土産も渡され、お菓子ずくめの2時間を満喫した。
終了後、参加者からは、「とても満足」「お店でも今日のメニューを出してほしい」などの声が上がった。同所は「本来なら競争関係にあるパティシエ同士が店の垣根を越えて〝共創〟するのがこのイベントの特徴であり、〝西宮スイーツ〟ブランドを支えている。イベントを通じて西宮のスイーツと店をより多くの人に知ってほしい」と話している。
最新号を紙面で読める!