建設業界の中でも中小規模の地域に根差した建設関連企業は、いわゆるゼネコン(大手総合建設会社)から専門業務を請け負うサブコンと呼ばれてきた。その中には専門分野に特化し、独立型としての立場を確立している企業がある。業績が伸びている建設関連企業の“今”に迫った。
生産効率化や高品質化を追求 ダクト製作のトップシェア企業に
空調ダクトの製作と取り付けで、中部地域でトップシェアを持つ矢留工業。業界に先駆けて工場生産をスタートさせ、国内初の溶接ロボットやCAD/CAMシステムを導入するなど組み立て工程の全自動ラインを構築した。徹底した生産効率化と省人化、さらに軽量化や高品質化を実現し、「愛知ブランド企業」にも認定されている。
最新号を紙面で読める!