倉敷商工会議所(岡山県、井上峰一会頭・いのうえ)と倉敷市、大阪観光局は7月29日、観光に関する連携協定を締結した。
協定では、国内外からの観光誘致に向けたプロモーション、大阪・関西と倉敷をハブとした瀬戸内海地域を結ぶ新たな観光ルート開発やMICE(企業会議、国際会議などのイベント)の誘致推進、観光人材の交流や育成など6項目で相互に協力していくことで合意。来年4月に開催される「2025大阪・関西万博」を契機とした国内外からの訪問者に対する倉敷および瀬戸内海地域への魅力発信も促進していく。
締結式に出席した井上会頭は、大阪観光局の溝畑宏理事長から「倉敷は瀬戸内観光のハブになるポテンシャルを秘めており、周囲のために尽力する利他の精神が最終的に倉敷の価値を高めると指摘があった」と協定締結の経緯を述べ、「まずは関西の人が倉敷を訪れ、ここから他の観光地を周遊して、瀬戸内の魅力を満喫してもらい、ひいては富裕層やインバウンドに広がっていくことに期待する」と大阪・瀬戸内地域の観光推進に意欲を示した。
記事提供: 日本商工会議所