日本商工会議所と全国商工会議所女性会連合会(全商女性連)は9月27日、「第23回女性起業家大賞」の受賞者を発表した。最優秀賞には、在宅ママのクリエイター育成スクール事業などを展開するママクリエイターラボ(兵庫県神戸市)の榊原杏奈代表取締役が輝いた。そのほか、優秀賞2人、奨励賞4人、特別賞4人が受賞。エクセレント賞には4人が選ばれた。
最優秀賞の榊原さんは元々、百貨店の総合職としてキャリアを築いていたが、育児休暇明けに自分のキャリアがなくなっていた。そこで、「子育てと仕事のキャリアが両立できる会社」へ転職しようとしたが思うような会社がなかったため起業に動いた。起業後は、子育てをするママがただ在宅で働くだけでなく、キャリアを積んでスキルを身に付けられるよう、教育から仕事の就労支援までを一貫して実施。確実にスキルを仕事にする方法を提供できる場所をつくった点などが高く評価された。
最優秀賞と優秀賞を受賞した3人は、11月7~8日に滋賀県大津市で開催する「第56回全商女性連滋賀全国大会」で表彰される。
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