岡谷商工会議所(長野県)に事務局を置く岡谷TMOはこのほど、まちづくり事業「Park Design Lab@童画館通り」を開催した。同事業は、学生や若手社会人を募り、中心市街地にある屋外空間を公園のような居心地の良い場所につくり替えるもの。参加者は7月3日から4回の研修を経て、9月14日に駅前から斜めに伸びる童画館通りで空間づくりを実践した。
市内外から集まった10人の参加者は2チームに分かれて、それぞれ「立ち止まりたい場所」「くつろぎ」をテーマに、人工芝、DIYでつくった椅子や机、看板などを置いて空間をつくり上げた。
同事業は、2022年に公共空間の場づくりの調査研究・設計などを行っている団体「ソトノバ」が主催する路上駐車場を小さな公園に変える事業「Park(ing)Dayクラス」に同所が開催地の申請をし、岡谷市を会場に開催したことをきっかけに、23年度から独自の取り組みとして進めてきたもの。同所担当者は、「岡谷TMOでは、中心市街地活性化に向けた取り組みを継続しているが、同事業は地域住民やまちづくりに興味のある人にも取り組みに関わってもらうことを目指して行っている。まちがどのようになれば良いのか考え、それを自分の手で実現するというプロセスを体験してもらうことで自分ごととしてまちづくりに取り組むきっかけになればと思っている」と話している。
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