下松商工会議所(山口県)は10月16日まで、期間限定でECサイト「下松こだわりの逸品市場」を開設している。原油価格・物価高騰などの影響を受けている市内の事業者の支援を目的とした事業で、9月に実施した第1期に続く2期目。下松銘菓、ロースハム、ふぐの刺身など下松市の特産品や土産品などを全国へ販売する。
同事業は、2021年度に県がコロナ禍による県内経済への影響の軽減を図るため実施した、県内中小企業・小規模事業者の活性化につながる事業を対象とした補助金を活用して開始された。コロナ禍後も原油価格の高騰や物価高騰などの影響による仕入れ価格や経費の上昇により、経営の厳しさが増している状況を改善するため補助金が継続され、同事業も継続して実施している。地元の商品を扱う同サイトの運営を通して商品のPRと事業者の活性化を図る。
同所担当者は「特産品や土産品を取り扱う業者は今も厳しい経営環境が続いている。このサイトの開設が事業者や関係者の売り上げ増加につながるきっかけやさまざまな形で地域のPRとなり、地域活性化につながってほしい」と期待を寄せた。
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