豊川商工会議所(愛知県)はこのほど、豊川稲荷など市内の名所を上空からドローンで撮影した写真を使った2025年版観光カレンダー「空から巡るとよかわ」を制作した。カレンダーの制作は34回目になるが、ドローンの活用は今回が初めて。所管する同所観光飲食サービス部会の「今までにないものにしたい」という思いと会員事業所からの提案により実現した。
同カレンダーは、縦60㌢㍍、横42㌢㍍で、表紙を含めて7枚で構成されている。掲載写真は、ドローンで撮影した動画から静止画を切り取る形で作成。カレンダーに埋め込まれた二次元コードをスマホで読み込むと、約30秒の動画を見ることができる。
同カレンダーは同所会員約2300事業所に無料で配布。10月1日からは同所と豊川市観光案内所で、一般向けに1部800円(税込み)で販売している。また、事業所のPR用カレンダーとして活用できるよう、事業所名やロゴを入れて販売するサービスも実施した。同所担当者は「カレンダーの制作を担当して20回目となるが、掲載写真のマンネリ化を防ぐのは難しいことで、毎年、掲載テーマや内容を考えるのに苦労していた。今回はドローンの空撮許可を取るのが困難な場所もあり、選定にも頭を悩ませた。しかし、会員の皆さまには喜んでいただけていると思う」と話した。
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