埼玉県はこのほど、優れた企業経営と社会への貢献を実践している経営者を表彰する「第23回渋沢栄一賞」の受賞者を発表した。八天堂代表取締役の森光孝雅氏(三原商工会議所会頭)ら3氏が選ばれた。森光氏は2008年、冷やして食べる「くりーむパン」を開発。スイーツパンという新たなジャンルを確立したことで、パンの手土産市場という需要を生み出した一方、16年に広島空港前に体験型の食のテーマパーク「八天堂ビレッジ」を開業し、年間約20万人以上が訪れる観光スポットに成長させるなど、地域活性化に貢献したことなどが評価された。
同賞は、多くの企業の設立や育成に携わる一方、福祉や教育など社会事業にも尽力した同県深谷市出身の渋沢栄一の生き方や功績を全国に発信するとともに、その精神を受け継ぐような企業経営者を顕彰することを目的に2002年に創設。今回は32人の推薦・情報提供があり、選考委員会の審査を経て3人の受賞者を決定した。
詳細は、https://www.pref.saitama.lg.jp/a0801/sibusawaeiichishou.htmlを参照。
記事提供: 日本商工会議所