市川商工会議所(千葉県)に事務局を置く市川地域ブランド協議会はこのほど、地元特産品の「市川とまと」を使用した絶品メニューを紹介したパンフレット「市川とまと絶品メニュー」を作成した。同パンフレットで紹介しているメニューはトマトを使ったミートパイやかき氷、握りずし、ドレッシングなど15種類。3月からWeb中心での発信に移行し、地図アプリとの連携による店舗の場所の確認、スマートフォンなどでの閲覧がしやすくなっている。今後、SNSなどでの情報発信も強化する。
同協議会は東京近郊に位置しながらも農業が盛んな地域である同市の地域資源の発掘、農商工連携、地産地消の推進のため2008年に発足。約50年の歴史を持ち、甘みがあり高品質な商品として市場でも非常に高い評価を得ている「市川とまと」を活用し、市川市の活性化や観光促進につなげることを目的に同パンフレットを15年から発刊している。また、和梨の収穫量が全国1位である千葉県の中でも品質の高さ、味の良さに定評がある「市川のなし」を使った商品を掲載する「市川なし食べ歩きマップ」を毎年8月頃に発行し、普及を図っている。
同所担当者は「市川地域ブランド協議会では、市川の豊かな歴史、文化、そして育まれた産物や名品・名工といった地域資源を国内外に広く発信する地域ブランド事業の一環として『市川とまと』を展開している。ぜひ『市川とまと絶品メニュー』を通じて、その美味しさをご堪能いただき、市内事業者の活性化にもつながればうれしい」と述べた。