4月13日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が大阪市・夢洲(ゆめしま)で開幕した。今回の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。158の国・地域が参加し、それぞれの歴史や文化、最新技術などを展示で紹介している。開催初日は、時折雨が降る天候の中、14万人以上が来場。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会によると、23日には来場者数は100万人を突破した。
開幕前日の12日には、天皇皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席の下、開会式が執り行われ、石破茂首相、武藤容治経済産業大臣ら政府閣僚、海外からの来賓などが多数出席。商工会議所からは、日本商工会議所の小林健会頭、関西商工会議所連合会の鳥井信吾会長(大阪・会頭)、京都商工会議所の堀場厚会頭、神戸商工会議所の川崎博也会頭らが出席した。
開会式で天皇陛下は、「『大阪・関西万博』を契機として、世界の人々が、自分自身だけでなく、周りの人々の『いのち』や、自然界の中で生かされている様々な『いのち』も尊重して、持続する未来を共に創り上げていくことを希望します」とお言葉を述べられた。石破首相は、「『いのち輝く未来社会のデザイン』を掲げ、日本は再び世界の人々が対話し、交流する舞台を提供する。ここから『新しい日本』の姿を世界に発信していく」とあいさつした。
また、日商は万博の開幕に合わせ、17日に第746回常議員会・第308回議員総会などの諸会議を大阪市で開催。18日には万博視察のエクスカーションを実施した。
常議員会・議員総会であいさつした大阪商工会議所の鳥井会頭は、「世界の政治と経済に不透明感が漂っている時期だからこそ、約160の国・地域などが参加して大阪・関西万博が開かれることの意味・意義はより大きい」と述べ、万博への参加を呼び掛けた。大阪・関西万博の会期は10月13日まで。
万博の詳細は、https://www.expo2025.or.jp/を参照。