神岡商工会議所(岐阜県)はこのほど、市民をアンバサダーに起用し、SNSで地域の情報を発信してもらう「インスタアンバサダー制度」を開始した。SNSのインスタグラムを活用し、人口減少・若者の流出が大きな課題となっている神岡地域の魅力や会員事業所を発信することで市民目線の切り口による新たな地域の魅力発見と拡散を図る。
アンバサダーには、市民2人を起用。それぞれのアカウントで4月から月2回程度情報を発信している。アンバサダーのアカウントを通して商工会議所関係者以外からの閲覧も増えており、制度開始後約3カ月でアンバサダーのアカウントのフォロワーは約16%増加した。また、同所のアカウントのフォロワーも約10%増加しており、同所の情報発信の大きな一助となっている。
同所はこれまでホームページ上での情報発信のみを行っており、更新頻度も少なかった。また、商工会議所の事業や活動を商工会議所以外にも周知したいという意見が出たことから、若年層との接点をつくり、同所への関心を高めてもらおうと2023年6月に手軽で拡散力のあるSNSの運用を開始した。
同所担当者は「当事業では、アンバサダーの発信から、神岡地域のお店や事業所のサービスなどをより知っていただき、利用者が増える口コミ効果を狙っている。今後、アンバサダーの投稿による露出やフォロワー獲得などの取り組みを進め、多くの方に見ていただけるよう活動していきたい。また、アンバサダーのアカウントに神岡の事業所の情報を集約することで、観光客など市外客の情報ツールとして役立てたい」と述べた。
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