三原商工会議所(広島県、森光孝雅会頭・八天堂)は6月30日、三原市内の祭りの継続を支援する組織として「祭り振興協議会」を市や観光団体などと共に設立し、森光会頭が会長に就任した。事務局は同所が務める。同市では中国地方を代表する夏祭り「三原やっさ祭り」をはじめとする伝統ある祭りが毎年開催されているが、人口減少下でどの祭りも担い手不足の課題に直面、維持継承が年々難しくなっている。そこで、祭りという文化を後世に継承するため、祭りを横断的に支援する組織が必要であるとして同所が発起人となり、既存の振興協議会を改革して新組織を立ち上げた。祭りの運営についてはこれまで通りそれぞれの祭りの実行委員会が担い、祭り振興協議会は運営を担う人への支援として協賛金依頼など収益確保の支援、ボランティア募集や祭り全体に共通する関係機関との調整などの支援を行う。この日、同所で開催された総会には、関係機関の28人が参加。今後の市内の祭りの開催をどのように継続していくかについて意見を交わした。
記事提供: 日本商工会議所