北見商工会議所(北海道)の新事務所となる「北見経済センタービル」が5月27日に完成し、6月9日から執務を開始した。同ビルは2010年に北見市が策定した「都市再生基本構想」と21年に策定した「北見市市街地再生計画」を基に整備を進める「北見市中央大通沿道地区第一種市街地再開発事業」の一環として建設。同事業の骨格軸として中心市街地再生の先導的な役割を担うことが期待される中央大通沿道に位置している。同所は計画段階の06年から参画しており、耐久性、経済性にも配慮した設計がなされている。
同5~6~6階を所有し、新事務所内には従来の執務室、会頭室などに加え、内部用の特別会議室、書庫、休憩室を設置。受付カウンターや待合スペース、受付横の相談スペースのほか、個室の相談室も設け、相談者が気軽に来所し、相談しやすい環境を整えている。
また、最大90人を収容可能な大会議室など5部屋の貸会議室を用意。全ての会議室でWi―Fiが利用可能となっており、会議や講習会などでの利用を呼び掛けている。また、大会議室は災害時帰宅困難者などの一時滞在場所として使用できるよう防災性能を施している。
同所担当者は「特に個室相談室、貸会議室のWi-Fi完備は来所する方にとって利便性が高いと感じている。会員事業所をはじめ地元の皆さまの協力があってこその再開発の一部であり、非常に感謝している」と述べた。