見た目は茶褐色のよくある温泉まんじゅう。しかし、ひとくち食べるとびっくり。今までに食べたことがないモチモチした食感の皮と、中に詰まった甘さ控えめのこしあん。一つ食べると、すぐにもう一つ食べたくなる。クセになるうまさだ。
最近ゾッコンの「ほんのびまんじゅう」は柏崎市の銘菓で、国道252号沿いに小さな店を構えている。「ほんのび」の名前は、手づくりを基本とした“ほんのり”温かみのあるまんじゅうであることと、地元の方言の“じょんのび(極楽、心地よいなど)”を掛け合わせたとか。皮は黒糖と蜂蜜がたっぷり、しっとり・あっさりのあんは店の特製、オリジナルだ。
時々、友人たちと出掛ける柏崎市内の鯨波(くじらなみ)海水浴場は、「日本の渚(なぎさ)百選」にも入選した新潟県を代表する景勝地。泳いで、日光浴して、持参の弁当を広げる。この時、冷茶とともに欠かせないのが「ほんのびまんじゅう」。デザートでもあり、疲れた時の糖分補給にも。一つポイと口に放り込む。そうそう、この味。何度食べても飽きない口どけの良いこしあんは、海の風景にもマッチする。
製造元の大和屋菓子舗は創業100年を超え、今は四代目。生どら焼やロールカステラなども人気だ。
Data
社名 : 株式会社大和屋菓子舗(やまとやかしほ)
所在地 : 新潟県柏崎市安田1790-2
電話 : 0257-41-5111
【柏崎商工会議所】