津久見商工会議所(大分県)、津久見市、津久見市観光協会などはこのほど、津久見市特産のミカン「サンクイーン」を使ったフルーツワイン「Premium SUNQUEEN WINE(プレミアム・サンクイーン・ワイン)」を開発した。同事業は地域資源の有効活用と新たな特産品開発が目的。市内の酒店で、500本限定で販売した。
ワインはサンクイーンの鮮やかなオレンジ色が特徴。酸味、甘みがバランスよく調和し、すっきりとした味わいに仕上がっている。
ワインの開発は2022年に同所が地元のミカンを使ったワインづくりを提案したことがきっかけ。市、販売する地元酒店との連携により商品化に向けた協議を進めていた。原材料の確保は、全国農業協同組合連合会大分県本部(JA全農おおいた)に協力を依頼し、製造は高知県のワイナリーに委託している。同所は今後、ふるさと納税返礼品への展開も視野に入れ、商品のブラッシュアップなどの支援を行う。
同所の古手川保正会頭は「このフルーツワインに合う食品開発にも力を入れ、地域経済や観光振興の活性化につなげたい。ぜひ多くの人に手に取ってもらえたらうれしい」と述べた。