観光庁はこのほど、訪日外国人旅行者向けマナー啓発動画を公開した。動画は、①写真撮影、②歩き方、③公共交通機関、④公共スペース、⑤温泉・宿泊施設、⑥飲食店、⑦寺社仏閣・伝統的建築物の7種類のシチュエーション別に作成。寺社仏閣・博物館・美術館など撮影禁止の場所での写真撮影、電車内での大きな声での会話・通話、飲食店への食べ物の持ち込み、居酒屋でのお通し文化などを紹介している。収録言語は、音声は英語のみ、字幕は英語、韓国語、中国語繁体字、中国語簡体字の4種類を用意している。
一部の地域においては、地域住民や訪問する旅行者の間で、混雑・マナー違反などの課題への関心が高まっている。観光庁では、「マナー違反については、日本独自の文化や習慣を『知らなかった』ことに起因するものもあり、まずは、こうした日本独自のマナー・文化・風習への理解を促すことが重要」と指摘。公共交通機関、観光案内所、観光施設などにおける動画の活用を呼び掛けている。
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