アジア商工会議所連合会(CACCI)は11月10~11日、スリランカ・コロンボで第39回総会を開催した。会合には、15カ国・地域から約150人が出席。日本からは日本商工会議所の大島代次郎特別顧問(CACCI副会長)、日本商工会議所青年部(日本YEG)国際担当副会長でアジア商工会議所連合会青年部(YEGAP)会長の青木大海氏ら12人が参加した。
総会では、「アジアの時代における起業活動」をメインテーマに、「世界市場の動向:不確実性と機会への対応」「イノベーションとテクノロジーによるビジネスの変革」「地域サプライチェーンの強靭性確保」「持続可能な未来のための包摂的かつ強靭な成長の実現」などについて議論を実施した。大島特別顧問は、CACCIのピーター・マクマリン会長が大阪・関西万博の開催期間に来日したことなどに謝意を表明。また、アントレプレナーシップをCACCIにおける取り組みの中心事項の一つに掲げ、YEGAPの活動を後押しするマクマリン会長の意向に賛同し、「次代を担う若手経営者や起業家の国際交流を通じた海外ビジネス関係構築・強化が重要」と強調した。
CACCIは、アジア太平洋地域の商工会議所などが協調・連携し、貿易・ビジネスの促進に向けた諸活動を行う連合体組織。総会は、所属団体間のネットワーキングを目的に、毎年各国持ち回りで開催しており、次回は2026年秋頃、フィリピン・マニラで開催される予定となっている。
