各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
徳島商工会議所は、徳島県産の食用藍を使った食品や「阿波和三盆糖」を使った菓子、ご当地グルメの「徳島ラーメン」などを出品した。藍入りの食品を出品したのは薬局業のボン・アーム。徳島は染料としての藍の一大産地だが、古くから藍を健康維持のために食用としても活用してきたという。同社は藍の効能に着目し、「食べる藍」をアピール。藍をブレンドした4種類のハーブティーや、生地に藍パウダーを練り込んだ焼き菓子「藍びすこってぃ」、あめなどを紹介した。
阿波和三盆糖を使った菓子は、素材にこだわる和菓子店・菓瀞茜庵(かゆうあかねあん)が販売。徳島は江戸時代にサトウキビの栽培が伝わって以来200余年、和三盆糖を生産しており、これを使ってつくる伝統菓子「阿波ういろ」は名古屋、山口のういろうと並ぶ名物だ。
また、同店は地元産の山桃やすだち、ユズを使った無添加のジュース「和菓子職人のじゅうす」(希釈タイプ)なども販売した。
「徳島ラーメン」はマルメン製麺所が出品。豚骨をベースにしたやや甘口のしょうゆスープが特徴だ。すだちの皮を細麺に練り込んだ「すだち冷麺」や、徳島県美馬(みま)地方で古くから栽培されている唐辛子「みまから唐辛子」を原材料にした激辛薬味「みまから」とコラボレーションした「みまからラーメン」がブースに並んだ。
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