日本商工会議所は2月5~7日、地域資源や伝統の技を生かしてつくり上げた特産品・観光商品を集めた共同展示会「feel NIPPON 春 2020」を都内で開催した。同展示会は、3日間で約27万人が訪れた国内最大級のギフト商品見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」および、食卓をテーマにした総合見本市「グルメ&ダイニングスタイルショー」内で開催された。今回で通算14回目となる。
参加商工会議所数は、過去最多の58商工会議所。地域発の食・旅・技の商品PRならびにバイヤーとの商談、来場者との貴重な情報交換の場として存分に活用した。1154件の商談が行われ、95件が成約、823件が継続となった。また、「グルメ&ダイニングスタイルショー」の新製品コンテストでは、袋井商工会議所(静岡県)が出品した「遠州ギョーザ(丸福)」がフード部門の準大賞を受賞した。
以前から出展している事業者は、「毎回、出展のたびに宿題をいただいているようなもの。価格設定だけではなく、内容量やパッケージデザインなど、こまごまとしアドバイスが商品のブラッシュアップに役立つ」としており、厳しい意見に耳を傾けることの重要性に言及。課題を克服し解決していくことで具体的な商談が結実するとしている。初参加の事業者からは、「商品を評価していただくことで、開発コンセプトや方向性に間違いはないと自信が付いた」という喜びの声があった。また、「訴求ポイントや一般受けするデザイン性など、まだまだ足りない部分があることも分かった。貴重なアドバイスを参考にしながら、今後の展開に反映していきたい」という前向きな意見を聞くことができた。
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