玉野商工会議所(岡山県)と児島商工会議所(同)は合同で、瀬戸内海に面した地域の観光マップを作成した。
瀬戸大橋開通30周年の節目を迎えた昨年。両地区を結ぶエリアの観光や産業の振興を合同で進めている両所は、瀬戸内海に沿って東西に延びる国道430号線の宇野港(玉野市)から児島観光港(倉敷市)区間を、公募によって「王子マリンロード430(よんさんまる)」と命名した。瀬戸内海を一望できる「王子が岳」や、日本の渚百選に選ばれている「渋川海岸」など、魅力的なビューポイントの多さを活用し、両地域を広くPRする観光マップが効果的と判断。今春から開催の瀬戸内国際芸術祭やクルーズ客船宇野港寄港に伴うインバウンド増加も視野に、観光振興を目指す。
地図には、代表的な名所と共に、造船のまち「玉野の進水式」や、海を臨む玉野のゴルフ場、国産ジーンズ発祥の地・児島地区のジーンズストリート、国重要文化財の旧野崎家住宅など、歴史や地場産業も盛り込んで、地域への理解を深めてもらえるような構成になっている。5万部発行し、観光案内所などに設置しているほか、玉野商工会議所のホームページからもダウンロード可能。
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