箕面商工会議所(大阪府)は小規模事業者の海外販路開拓を後押しする目的で、海外越境ECプラットフォーム「ZENPLUS」を運営するゼンマーケット(大阪府)と代理店契約を締結した。
同所では、数年前から海外向けECサイトについて調査しており、「商品の翻訳作業」「登録にかかる加入料や年会費」「販売された際の手数料」などに対する労力や費用面への不安があるため二の足を踏んでいるという声が多く寄せられていた。そこで、海外展開のきっかけづくりのため、安価な費用と簡単な手続きで活用できるゼンマーケットへの登録を提案している。
同サイトは日本語で入力すると自動的に翻訳されるため、事業者は日本語で入力するだけで済む。対応言語は英語、ロシア語、ウクライナ語、中国語(簡体、繁体)、スペイン語、フランス語、マレーシア語、ベトナム語で、今後も準備が整い次第追加されるという。
注文が入った場合は、同社が海外発送を行うため、事業者は国内倉庫へ発送するだけだ。注文が入らなかった場合には一切費用がかからないことからリスクは低いといえる。登録料不要で、売れた際に売り上げの10%のみが手数料として差し引かれる仕組み。小規模事業者であっても効率的に自社商品の販路拡大の可能性が高まると期待されている。