特許庁はこのほど、スタートアップ企業に不可欠な知的財産に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財ポータルサイト「IPBASE」を開設した。同サイトでは、現在、会員登録を受け付けており、会員になると、毎月のメルマガや第一線で活躍している専門家のコラムなどの会員限定情報にアクセスすることもできる。今後は、サイトに登録された専門家の検索、知財に関するオンライン相談、Q&Aなどの機能を拡充していくこととしている。
スタートアップ企業が事業を拡大し、大企業との連携や海外展開などを実現するためには、コアとなる技術やアイデアに適切な知財戦略を組み合わせることにより、事業の差別化や自社ブランドの確立を図ることが必要となっている。特許庁では、スタートアップ企業に向けて、知財戦略事例集などを公表するとともに、知財アクセラレーションプログラム、ベンチャー企業対応スーパー早期審査など、さまざまな支援施策を展開している。ポータルサイトを通してこれらの情報を集約して発信し、スタートアップ企業、ベンチャー・キャピタル、アクセラレータなどと、弁理士や弁護士といった知財専門家が共に参加する知財コミュニティーの形成を目指す。
詳細は、https://ip-knowledgebases.go.jp/を参照。
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