日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2019年度に官民が連携して実施する訪日プロモーションのテーマとして「お祭り」「鉄道」「離島」の3件を決定した。各テーマは、訪日外国人旅行者の地方への誘客および消費額の拡大を図るべく、訪日プロモーションにおいて民間企業などと連携する「官民連携事業」の19年度の事業化アイデアとして、29件の応募案件の中から選定した。選定したアイデアは、今後、企画競争を行い、事業化を図る。
お祭りをテーマとしたプロモーションでは、日本各地の「お祭り」をコンテンツとした着地型ツアーを造成。海外での情報発信および体験型コンテンツ予約サイトとの連携を通じ、新たに「日本のお祭り」をテーマとした訪日需要の喚起を図り、地方誘客と消費拡大につなげる。
鉄道は、鉄道ツアーに関心のある旅行会社の商品造成者を招請し、国内の多様な鉄道と地域の魅力の視察・体験を通じ、新たに「日本の鉄道」をテーマとした旅行商品を開発する。
離島は、海外の島旅愛好家や訪日ヘビーリピーターを対象に、日本の離島への船旅の魅力(自然、風景、体験アクティビティー、特産品、食など)を発信し、新たに「日本の島旅」をテーマとした訪日需要の掘り起こしを図る。
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