日本人の英語を世界標準に!
DLSダイアモンドランゲージスクール 校長 中野 敬子
オンリーワンの経験生かす
「英語を日本人のもう一つの言葉にする」。これは、私が英会話スクール・DLSを創業した動機であり、当校のミッションでもあります。このミッションを掲げ平成26年に開校、翌年には英語コミュニケーション力を身に付けるための学習メソッド(方法)と音声教材(CD)「English Core®(イングリッシュコア)」を開発しました。現在、これを基に個人や企業・大学への総合グローバル人材開発研修も実施し、短期間で画期的な成果と高い評価を得ています。
創業前、私は15年間防衛省に勤務し、6人の防衛大臣の通訳として国際会議の調整や国際広報、国際情勢分析といった仕事に携わっていました。23年には日本人として初めて米国防総省(ペンタゴン)への派遣勤務も経験。こうしたキャリアを通して気付いたのは、会議や社交の場で世界中のリーダーたちが使う英語は驚くほどシンプルで分かりやすいということです。一方、日本人の英語コミュニケーション力は残念ながら見劣りし、常に歯がゆい思いがありました。このままではビジネス、外交、政治などあらゆる分野で日本人の影響力・発信力・存在感は低下してしまうでしょう。「日本人の英語力を国際標準に引き上げたい。自分の経験を役立てたい」。そんな思いから起業を決断しました。
英語の「絶対感覚」が身に付く革新的な学習法を開発
ところで、日本人は誰もが中高6年間英語を勉強するのに、なぜ話せないのでしょう。それは、英語の「絶対感覚®」を養う訓練を受けていないからです。英語の「絶対感覚®」とはget、have、make、takeといった基本の動詞を使いこなし、直感的に文章を組み立てて話す力のことですが、これを訓練する英会話学習法はこれまで日本にはありませんでした。そこで開発したのが「English Core®」。英会話で最重要な45の動詞と表現の幅を広げる五つの要素を使いこなすことで英語の「絶対感覚®」を身に付ける教材です。私の経験上、英語は「聞き流す」だけでは話せるようにはなりません。頭と口をフルに使って「話す(アウトプット)」訓練が必要です。この教材では、「アクティベートシステム(特許出願中)」を通じ徹底したアウトプットの訓練を可能にしました。
こうした独自の学習法の開発や商品・サービス化は全てゼロからのスタートでした。優秀な人材が必要でしたが人材確保は難しく、主婦や学生、社会人経験の少ない若者を積極的に採用し、活発な議論が行われる創造性のあるチームづくりを行いました。結果としてメソッドの商品・サービス化を実現し、大きな成果を上げられたと思います。今後の目標は、5年後には当校の学習法を日本に定着させ、企業や学校教育にもこれを浸透させることです。そして、「英語を日本人のもう一つの言葉にする」というミッションの実現を目指します。本物の英語コミュニケーション力を身に付け、世界と堂々と対話できるリーダーの育成にも尽力していきたいと思います。
会社データ
社名:DLSダイアモンドランゲージスクール(G Leapコンサルティング株式会社)
所在地:神奈川県川崎市幸区大宮町14-5尊昌ビル3階(DLS川崎本校)
電話:0120-915-385
創業:平成26年
事業概要:サービス業(英会話スクール、グローバル人材開発、英語教材開発)
HP:https://www.dlsdiamond.com(スクール)
[https://www.englishcore.net](https://www.englishcore.net)(教材)
※月刊石垣2017年3月号に掲載された記事です。
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