大阪府の堺・泉大津・岸和田・貝塚・泉佐野・高石・和泉の7商工会議所は1月23日、泉州地域広域観光連携協議会を設立した。大阪府南部に位置する泉州地域の豊富な観光資源を生かし、インバウンド消費などを呼び込み、地域の活性化を図ることを目指す。
同地域には、訪日外国人の玄関口である関西国際空港が立地する。しかし、多くの旅行者は大阪市内や京都府などを訪問し、泉州地域を「素通り」しているという現状がある。そこで同協議会では、今後、「食」と「体験」をテーマに、魅力あるスポットを自転車で巡るサイクルツーリングの環境整備などの観光振興事業を実施するほか、成功事例の勉強会・視察、観光資源の発掘などを予定している。
同協議会は、活動が軌道に乗った後に地域の商工会や観光協会などにも加入を促す予定だ。また、観光振興に向けて、9市4町で構成する泉州観光プロモーション推進協議会や、今年4月に設立予定の泉州観光DMOとも連携を進める。
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