内閣府はこのほど「地域の『稼ぐ力』や『地域価値』の向上に向けた地域のまちづくりを支援する包括的政策パッケージ」を取りまとめた。持続的なまちづくりに不可欠な施策を含め、まちづくりを支援するソフト・ハード両面の施策メニューを提示。ソフト・ハード施策の連携に取り組む13地域の事例も併せて紹介している。
政策パッケージは、「地域の『稼ぐ力』や『地域価値』を高めるまちづくり関連施策」「ハードとソフトを連携させた『まちのにぎわい』づくりに取り組む都市の事例」「『稼ぐ力』の向上につながるまちづくりのKPI選択肢例」で構成。まちのにぎわいづくりに対する施策メニューとしては、担い手・人材支援、新陳代謝、既存ストックの活用、都市のコンパクト化と交通ネットワーク形成などとの連携に関する施策を提示している。
また、国内外の観光客の需要の取り込み、高齢者などの健康長寿サービス需要への対応、若年者・創業者による新たな需要の開拓といった特定の分野に関する施策についても取りまとめている。
まちのにぎわいづくりに取り組む地域の事例として、青森県弘前市、新潟県見附市、石川県金沢市、静岡県静岡市、三重県伊勢市、福井県大野市、滋賀県守山市、兵庫県豊岡市、岡山県津山市、広島県三原市、愛媛県松山市、長崎県長崎市、宮崎県日南市の13地域を掲載。インバウンド、日本人観光客、健康長寿サービス、若年者・創業などの視点から各地域の取り組みを紹介している。
KPIの選択事例は、短期的に検証するアウトプット指標と中長期的に検証するアウトカム指標についてさまざまな例を示している。
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