日向商工会議所(宮崎県)は6月2日、額面総額に20%の寄付金を加えた商品券、その名も「俺についてこい!男気・女気地域貢献商品券」の販売を開始した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により売り上げが減少している飲食店を応援するため、地域が一体となった「共助の取り組み」が必要として、会員事業所などを対象に販売。各地から注目されている。
同商品券は500円券10枚つづりを2枚1セット(総額1万円)とし、これを1万2000円で同所が販売、購入者が飲食店などで使用すると、飲食店は受け取った商品券を同所で換金する際、20%多い金額を受け取れる仕組みだ。商品券は11月30日まで利用できる。
販売数は500セットで、10月末まで販売する予定だったが、発売後約2週間で完売。追加で300セットを販売することとした。マスコミに取り上げられたこともあり、会員事業所以外にも地域団体や市民グループ、市外から買いに来る人もあったという。
「購入した方から多くの激励の言葉をいただいた。とてもうれしい」と同所担当者。「コロナ禍の影響を受けた店を少しでもサポートできれば」と力を込めた。
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