今年設立25周年を迎えた認定NPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会はこのほど、今年4月に骨髄バンクとさい帯血バンクの累計移植症例数が3万例を突破したことを記念し、造血細胞移植医療を取り巻く環境の一層の改善を目指して、日本赤十字社と共催で「日本縦断キャラバン」を開始した。
4月24日に沖縄県那覇市で出発式を行った「日本縦断キャラバン」では、これまでに骨髄バンクを介して造血幹細胞を提供したドナーがドライバーや同乗者となり、キャラバンカーをバトンにして、6月28日の北海道札幌市まで約2カ月をかけて全ての都道府県をリレー。骨髄バンク・さい帯血バンクを介して行う移植は、ドナーから患者へと「いのちのバトン」をつなぐリレーであることから企画した。
各都道府県では、キャラバンカーが赤十字血液センターを訪問。献血会場で骨髄バンクドナー登録会を実施するほか、ドナー登録啓発CM映像の上映、国際シンポジウム、医療講演会・相談会や募金活動など趣向を凝らしたイベントを行い、広く活動をアピールする。
詳細は、http://www.marrow.or.jp/を参照。
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