観光庁は2月26日、東京・千代田区で、観光資源の商品化に取り組む優秀地域を表彰する「タビイチ グランプリ」の表彰式を開催した。この表彰事業は、同庁が推進してきた「観光地ビジネス創出の総合支援事業」の一環として行っている。全国の45地域を選定し、観光資源の「目利き」と「観光地の担い手」が協働して磨き上げた観光資源を題材に、モニターツアーや効果検証を実施。それとともに、商談会の開催などを通じて収益力のある旅行商品化を図るなど、自立的で継続的な観光地域づくりを支援している。
総合部門の1位には、「日本最東端の女子旅」を提案する別海町観光協会(北海道)が選ばれ、2位には防府商工会議所(山口県)と防府市、防府市観光協会が中心となって地域活性化促進に取り組む、防府市観光資源活性化協議会がランクイン。地域の方言「幸せます」や鎌倉時代からの伝統神事「お笑い講」、そして大河ドラマ『花燃ゆ』など、地域資源を生かした新たなまちづくりが高い評価につながった。
会場ではほかにも、「プレゼン」「一般投票」「旅行ジャーナリスト」の各部門の受賞者が発表されたほか、26、27日の2日間にわたってタビイチ商談会も実施。地域がブースを出展し、多くの旅行会社やメディアでにぎわった。
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