松山商工会議所青年部は愛媛大学と連携し、10~11月の2カ月間、同大学の学生を対象とした集中講座「ヒトはなぜ働くのか?」を8回にわたって実施した。愛媛大学との連携は平成25年度から開始し、27年で3年目。26年度からは、さまざまな職業に就いている同YEGメンバーなどが講師となり、実体験を交えて学生に仕事をする意味などを伝え、地域を担う人材の育成を図っている。
講座は、大学の単位の取得も可能で、今年度は約30人の学生が登録。最終講座となった11月26日は、全国的に注目を集める市内の遠隔農場「テレファーム」の遠藤忍氏が登壇し、「地方でもやれる」「自分も松山でやってみたい」という学生の潜在意識を引き出した。また、起業や事業継続についての現実や厳しさもあわせて伝え、働くことへの認識を変えようと試みた。
同YEGは、「学生の意識も変化し、成果が出ている。事業も3年目となり、形になってきた。今後も社会貢献できる事業を実施したい」と話している。
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