所沢商工会議所(埼玉県)は11月13日、所沢市やJFEエンジニアリング、飯能信用金庫と「再エネ普及に向けた地域新電力事業に係る包括連携協定」を締結した。今後、4者で検討を重ね、平成30年度に電力小売会社の設立を目指す。
新設する会社は、再生可能エネルギーによる電力を購入し、同市内の公共施設や事業者、家庭などに電力を供給する。電力の仕入先は、主にJFEエンジニアリングの子会社であるアーバンエナジーを想定している。同社は、廃棄物発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーにより発電している。会社の設立により同市内での再生可能エネルギーの普及に貢献するとともに、大手電力会社より割安で電力を供給できる予定であり、同所会員事業者へのサービスにもつながる。
同市は、26年に「マチごとエコタウン所沢構想」を策定し、人と自然の共生を目指している。同構想の基本方針の一つとして「エネルギー資源を大切に、再生可能エネルギーの導入」を掲げており、現在、公共施設への太陽光発電設備設置や省エネ・再エネ機器の導入支援などを行っている。
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