北九州商工会議所(福岡県)は7月4日、九州歯科大学と連携協定を締結した。地域社会の発展を目的に、健康長寿社会の実現に向けた取り組みや地域活性化、学生を含めた地域人材の育成など、今後、幅広い分野について連携を強化する。具体的には、商工会議所のネットワークを生かし、大学講座への企業経営者の講師派遣などを予定している。
同日に行った協定の締結式には、同所の利島康司会頭や同大学の西原達次理事長・学長が出席。利島会頭は、「健康に重要な歯の分野で、まちのにぎわいづくりに貢献してほしい」と話した。
同所は、若者の感性や活力をまちづくりに生かし、地域活性化を図るため、大学との連携に力を入れている。昨年度までに市内の5大学・1短期大学と連携協定を締結した。北九州市立大学へ同所会員事業者の経営者を教養科目の講師として毎年派遣しているほか、九州共立大学とは、事業者が講義する「まちゼミ」を同大学の学生と商店街が共同で開催した実績がある。
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