経済産業省は8月31日、「コネクテッド・インダストリーズ」大臣懇談会を開催した。「コネクテッド・インダストリーズ」とは、企業、設備などをデータでつなぐことで技術革新を目指す国の産業戦略。会合に出席した日本商工会議所の三村明夫会頭は、日本経済が大企業と中小企業の連携によりその強さを発揮している点を強調し、「中小企業経営者にITやIoT化の必要性や有用性に気付いてもらい、その気になってもらうことが必要」と訴えた。
また、中小企業が採用するためには低コストで導入できることが重要であることから、大企業に対して「自社サプライチェーン強化の観点からも協力してほしい」と要望。バックオフィスの生産性向上に向けたEDIの推進についても、業界を超えた国際標準に基づく「共通EDI」の実証事業が行われていることなどを紹介した。
最新号を紙面で読める!